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中学受験【社会】勉強法!今から実践できる必勝方法

公開日:2020/05/20 更新日:2023/03/16

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社会は、中学受験4科目の中でも特に暗記することが多いイメージがあり、苦手意識を持つ子どもも多いのではないでしょうか。そのうえ、近年では丸暗記では太刀打ちできない問題も多々あり、成績アップに苦戦するケースも多いようです。そこでこの記事では、誤解しがちな中学受験における社会のポイントと社会が苦手な子どもの特徴、具体的な勉強方法まで徹底的に解説します。

1.中学受験における社会の大きな誤解

はじめに、中学受験の社会に関して多くの人が誤解しているポイントについて紹介します。

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1-1. 暗記科目だから後回しでよい

社会は暗記科目だから勉強は後回しで構わないと考えている人は、意外と多いようです。そのため、暗記をするのは苦手という子どもは、テスト直前に重要用語を丸暗記しようとして社会の勉強を後回しにしてしまうケースが見られます。しかし中学入試では、全ての科目がバランスよくできることが求められており、実際に受験に合格できる生徒は、4科目のバランスが良いという特徴があります。つまり、志望校合格への近道は、不得意科目を作らないことが大切なのです。嫌いだから、苦手だからと後回しにしてしまうと、ますます点が取れなくなって苦手意識が強くなってしまうこともあるのです。

特に中学受験の社会では、地理や歴史、公民の各分野からバランスよく出題されるため、他の科目と比べても出題範囲は広いのが特徴です。しかも、中学生や高校生も顔負けのかなり細かい知識を問われることも多く、これら全てを丸暗記でカバーするのは難しいでしょう。こうした知識をまんべんなく身に付けるためには、早い時期からの勉強により、知識を定着させておくことが必要となってきます。社会は決して後から追いつける科目ではないことを肝に銘じておくことが大切です。

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1-2.暗記力がない子どもは諦めるしかないの?

社会は暗記が重要な科目だけれど、暗記力は生まれつきのもの、うちの子どもは暗記が苦手、と最初からあきらめているケースも良く見られます。細かい知識まで要求される社会の学習は大変そうと思うかもしれませんが、暗記科目はやり方ひとつで効果が見違えるほど変わることが多いので、あきらめる必要はありません。

暗記の第1のコツはエピソード記憶の活用です。記憶には大きく分けて知識記憶とエピソード記憶の2種類があります。一般的に教科書や参考書などの勉強によって覚えるのは知識記憶、自分自身の体験したことなどストーリーに関連付けして覚えるのがエピソード記憶と呼ばれていますが、社会では1つのできごとにも歴史的背景などがかかわってくることから、覚えるべき知識をいくつかまとめ、物語(エピソード)として覚えることで覚えやすくなるのです。脈絡のない言葉を丸暗記するのは大変ですが、ばらばらに散らばっていた知識が有機的に結びつくことで覚えやすくなり、同時に忘れにくくなる効果も期待できます。

2.社会の成績がなかなか上がらない子どもに共通する特徴

上記の2つの内容を踏まえたうえで、社会の成績が上がらない子どもの特徴を具体的に説明します。

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2-1. 覚えることが嫌い

社会はもともと暗記することが多い科目ですが、さらに中学受験では、基本的な知識を覚えていることが前提条件として問題が出題されます。そのため、基本的な知識が身についていない状態で試験に臨んだ場合、深い理解が必要となる応用問題だけでなく、正答率の高い知識問題すら正解することが難しくなってしまいます。

社会が苦手と感じている子どもの多くがこうした基本的な知識を覚えることが苦手と感じている可能性が高いです。また、その背景として、毎日コツコツ勉強する習慣が身に付いていないケースも多々あります。まずは、暗記が苦手、コツコツ勉強するのが面倒、という気持ちを変えていくことが大切です。

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2-2. 特定の分野に好き嫌いがある

また、社会が苦手な子どもの特徴として、分野ごとに好き嫌いがあるケースも珍しくありません。こうした場合、歴史は得意だけれど地理は苦手、公民は好きだけど歴史は嫌いなど、分野ごとで点数に差が出ることで社会全体の点数が悪くなる事態に陥ってしまいます。中学受験の社会では、学校によって出題割合に差があるものの、地理、歴史、公民の全ての分野から出題されており、苦手分野を作らないことが点数アップのカギとなります。

特に志望校の出題割合の高い分野は集中して取り組む必要があります。しかし、好き嫌いによって対策が立てられていない子どもは多く、好きな分野の勉強だけして嫌いな分野は後回しにするケースも多いのです。分野の好き嫌いが点数に影響を及ぼさないように、全ての分野の基本知識をしっかりと覚えることが大切です。

2-3. 間違った方法で勉強している

しっかり勉強時間をかけてコツコツ勉強しているのに、なかなか成績が上がらないと悩んでいるケースもあります。この場合は、社会の勉強に対する姿勢に問題があるわけではなく、勉強の仕方そのものが間違っているケースも考えられます。よくあるケースとして見られるのが、問題集やテストを解いた後に答え合わせをして、見直しをおろそかにしてしまうケースです。

点数だけに気を取られてしまい、どこを間違えたのか、どうして間違えてしまったのかを深く考えないことで知識の定着を得られず、同じところを何度も間違えてしまうことがあるのです。勉強をするときは自分がなぜ間違えたのかを理解して、知識を定着させることを意識することが大切です。

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3.徹底比較!NG勉強法・正しい勉強法

受験で点数アップを狙うためには、効果的に勉強することが大切です。この段落では、間違った勉強方法と効果的な勉強方法を紹介します。

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3-1. 成績が上がらないNG勉強法

まずは成績が上がらない勉強法を紹介します。お子さんの勉強法と照らし合わせながら確認してみてください。

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3-2. 分野や単元どうしの関連性を考えられていない

社会は、1回の学習で1つの地域を学習するなど、分けて学習することが多い科目です。そのため、分野同士の関連性を無視してしまうケースが多々あります。1つの単元ごとの知識で満足してしまい、つながりを理解できていない場合、結果的に後述する断片的な知識になってしまうのです。

3-3. 生活と関連付けられていない

本来社会は、地理、歴史、公民共に、生活に密着した科目です。日々の出来事をニュースで目にしたり、新聞を読んだりすることも、社会の勉強に役立ちます。身近な話題が多いため、生活に関連付けて覚えることで、知識は深まるはずです。しかし、社会という科目の本質を理解することなくやみくもに暗記しようとすると、完全な理解につなげることができません。

これによってますます社会が嫌いになってしまう子どもが増えてしまうのです。社会科目の意図や本質を理解して日常に結び付けられることができるようになれば、おのずと正しい勉強につながります。

3-4. 用語だけを丸暗記している

社会では用語を覚えることも大切ですが、用語を丸暗記するだけでは長期的な記憶にはなりません。理解を伴わない丸暗記では応用がきかないため、1つの用語を覚えただけでは太刀打ちできないような「思考力」「判断力」を問われる問題や、用語を用いてさらに深く説明しなければならない「表現力」と必要とする問題に対応することが難しくなってしまいます。

ただ漠然と用語だけを覚える勉強法では、重要な概念を覚え間違えていたり、知識があいまいだったり、単元ごとの理解が不足してしまいます。

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3-5. 断片的な知識しか身についていない

社会は、断片的な知識を積み重ねてそれぞれを覚えることができても、「体系立てて正確に理解すること」は難しい科目です。さまざまな出題形式で理解を確かめる問題が出題されるため、パターン化するのが難しく差がついてしまうという面もあります。そのため、正確に理解できていない知識では、断片的な記憶を集めても質問のパターンが変わると答えられなくなるケースが多々あります。よく考えると同じ問題なのに、出題形式が変わっただけで違う問題に見えてしまうのです。また、記述問題でも、どのようにまとめたらいいのか迷うことで点数が取れにくい傾向にあります。

3-6. 成績を確実に上げるための正しい勉強法

次に成績を上げるための社会の正しい勉強法を紹介します。先述した中学受験の社会に関する誤解や偏差値が低い子どもの欠点を解決するためのポイントとなるため、ぜひ参考にしてください。

3-7. インプットとアウトプットを繰り返す

社会は間違った勉強法を見直すだけで成績が上がりやすい科目でもあります。基本的な対策として、ひたすら暗記をするという勉強方法はやめましょう。丸暗記の状態では、覚えたと思ったことが意外と身についていないケースが多くあります。テストで確実に点数アップをするためには、暗記(インプット)だけでなく、テストで答える(アウトプット)することが大切です。インプットとアウトプットを組み合わせて反復練習をすることを心がけましょう。これは、覚えた気になっている知識を定着させ使いこなせるようになるための練習でもあります。

インプットとアウトプットはなるべく短いスパンで繰り返すことで記憶が定着すると言われています。最初から広範囲をやるよりも、ある程度範囲を絞って集中的に行うほうが効率的です。テキストや資料集、問題集をそばに置き、わからないこと、疑問に思ったことはすぐに確認できるようにしておくこともポイントです。繰り返し行うことで、理解できていることと理解できていないことを明確にすることにもつながります。

間違えた問題やあやふやな知識は、ノートなどにまとめておき、繰り返し解きなおしていくことで正しい知識を定着させていきます。答え合わせをして、「合っていた」「間違っていた」だけで終わらせることなく、なぜ間違えたのか、勘違いではないか、正しく記述できるかという点を細かいところまでチェックして反復することが大事です。

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3-8. 1問1答の問題は、問題そのものを理解する

社会の試験問題では、1問1答式の問題も多く出題されます。問題集などで1問1答式の問題が出た場合、答えだけ確認して満足してしまうケースも多いのではないでしょうか。実は、1問1答式の問題では、問題文1つ1つにも覚えるべき重要な知識が含まれていることが多々あります。社会では、1つのできごとに対して質問内容を変えるだけでいくつもの答えに変化することがあるため、こうした問題を解くときは、答えだけでなく問題文全体をしっかり理解して答えることを心がけましょう。関連する知識をまとめて覚えておくことで知識が深まり、点数アップにつながります。

3-9. 記述問題に積極的にチャレンジする

社会の点数アップにつなげるために、避けて通れないのが記述問題です。中学入試では20文字程度の短いものから200文字程度の長文を書かせる学校も増えています。記述問題というだけで緊張してうまく書けなかったり避けてしまったりする子どももいますが、記述問題は配点も多いため、できないことで大きな失点となる場合もあります。自信がなくて全て書くことができなかったとしても、空欄で出すのは避けたいもの。部分点をもらえることもあるため、分かるところだけでも書いておくのが点数アップにつながります。

また、記述問題を解くときは問題文をよく読むことが大切です。記述問題では出題者がどのような答えを求めているのかを予測することがポイントとなるからです。求められているキーワードを探し出し、要点をわかりやすくまとめて書くようにしましょう。間違えた場合は同じ間違いを防ぐためにも、自分が分かっていた部分と分からなかった部分を明確にしておき、知識を整理しておくことが重要です。この作業を怠ると、何度も同じ個所を間違うこともあるため、1冊のノートなどにまとめておくと便利です。

記述問題は子どもによって答案が異なるため、自分で答え合わせをするのが難しい問題でもあります。慣れてくるまでは、なるべく親、もしくは塾の先生など、大人に答案をチェックしてもらうようにしましょう。用語の正しい理解ができているか、分かりやすい文章の書き方ができているかなども確認しておくことが大切です。

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4.正しい勉強法で中学受験の社会を攻略しよう

この記事では、中学受験における社会科目の勉強法に対して、多くの人が誤解しがちな点や具体的な勉強方法を詳しく紹介してきました。社会の学習の方法が分からない、社会が苦手というお子さんは、この記事を参考にして、ぜひ効果的な勉強方法を進めて下さい。苦手意識を無くし、コツコツ勉強することが大切です。ただ、社会の勉強はさまざまな注意すべきポイントがあるため、家庭学習だけでは難しい面もあります。子どもの自主性に任せたいと思っても、勉強法がわからずに時間を有効活用できないケースもあります。かといって、親が指導するにも限界があるのも確かでしょう。

場合は、勉強法や受験に関する知識が豊富なプロにお任せするのも賢い方法です。子どもによって勉強の悩みはさまざま。一人ひとりの悩みに寄り添うことができるのが、個別指導塾の強みです。子どものやる気を引き出すためには、一人ひとりの個性を独自のシステムで見極め、完全にオーダーメイドで指導をしてくれる「スクールIE」がおすすめです。40年にわたる指導経験と43万人の診断実績で、子どものやる気を引き出してくれます。

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執筆者:スクールIE コラム編集部

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