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国語の成績が上がらない?中学生の国語を上げるための勉強法

更新日:2024/03/22 公開日:2020/02/13

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国語の成績が上がらないが、どうしたら成績をアップさせられるかわからないと悩んでいる人もいるはずです。毎日の生活で日本語を使っているからといって、それだけで国語の成績に反映されるわけではありません。ただ、国語の勉強法には方法論があるため、学問としての国語を理解することで対策を施すことが可能です。そこでこの記事では、具体的な勉強法とともに、そもそも国語とはなにかというところも詳しく解説します。

1.国語って何のために学ぶの?

そもそも、日常的に母国語として日本語を使っている人にとっては、わざわざ国語を勉強しなければならないのはなぜかと疑問に思うこともあるでしょう。国語を勉強する目的のひとつは「文章を正しく読み解く」という点です。この点については単に国語だけではなく、ほかの科目にも影響があります。たとえば、一見、国語力など関係ないように思われる数学でも、正しく問題を読み解くことができなければ、解答を導き出せないこともあります。

また、「正しい言葉を使えるようにする」「自分の意志を伝えられるようにする」なども国語を学ぶ目的です。理科や社会などでも、レポートを書くときは正しい言葉を使って自分の考えを表現できる力が求められます。英語を和訳するときも、国語力がなければ得点につながる解答をするのが難しいこともあるでしょう。以上のように、問題を読み解き、正しい解答を書く力を養うことは、国語以外のすべての科目を学ぶ基礎になります。また、これらは単に勉強にまつわるスキルというだけではなく、一種のコミュニケーション能力です。そのため、国語を学んで身につける力は中学生の勉強に必須なのはもちろん、高校や大学に進学したときや社会出てからの仕事にも役立つ力だといえます。

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2.国語の成績を上げるために押さえておきたいポイント

国語の成績を上げるためには押さえておきたいポイントがいくつかあります。そこで、この段落では3つにわけて重要なポイントを具体的に説明します。

2-1.ボキャブラリー

ボキャブラリーは通常「語彙」と訳される言葉の知識のことです。当たり前ともいえますが、文章を読んでいて知らない漢字や言葉が出てきたら、正しく文章を理解できない懸念があります。試験の場合、言葉さえ理解できていれば正解できたはずなのに、言葉を知らなかったために正解できないということも起こり得ます。

そうならないよう、基本的な単語は最低限覚えておくことが大切です。また、単純な単語以外にも、よく出てくる慣用句やことわざも文章の中に織り込まれることがあります。さらに、古文ならば古文で使われる単語や文法、漢文なら漢語なども知っておかなければなりません。文章を正しく理解するためにも、それぞれの学習分野で単語や慣用句・ことわざなど、ボキャブラリーを充実させておくことが国語の勉強の基礎です。

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2-2.文章の基礎知識

国語の勉強で正しく文章を読解するためには、言葉の知識だけでは不十分です。国語で学ぶ文章には、小説もあれば評論もあります。また、古文は現代文とは違う特徴を持っています。読解力を身につけるためには、言葉の知識とともに文章そのものを読み解く、つまり書かれている内容を理解するための知識も必要です。

たとえば、小説や随筆のような文学的な作品の場合、文章のなかに情景が浮かぶ言葉や表現などが入っています。作品に描かれた情景を正しく思い浮かべることで、文章の重要なポイントが見えてきます。一方で、評論などの説明的文章は、テーマに対する筆者の主張が含まれている文章です。テーマに関して具体例を挙げたり、比喩や比較を用いて説明したりする箇所もある中から、筆者が伝えたいことを読み取ることが大切になります。また、古文を読むときは、古文が書かれた時代と現代で常識が異なることもあるため、背景を理解しておかなければなりません。

以上のように、同じ文章とはいっても、種類によって特徴が異なります。その文章がどのような目的で書かれ、なにを理解すべきかを把握できるようになれば、長文読解力アップにもつながります。もちろん、試験勉強をする際にも、対策が立てやすくなるでしょう。

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2-3.論理的思考力

国語は理系の教科でもないのに論理的思考が必要なのかと、疑問に思うかもしれません。しかし、文章の構造を理解したうえで正しく読むためには、国語においても論理的思考力が必要になります。具体的なポイントのひとつとして挙げられるのは、まず文章の主軸となる主語と述語の関係です。ほかにも、接続詞を用いてどの部分とどの部分が関連付けられているのか、なにとなにが比較されているのかなど、文の構造やつながりを把握できるかどうかも大切になります。文章の構造を正しく把握できていないと、筆者の意図をはき違えてしまうことも考えられます。それでは正しい読解ができなくなるため、国語の学習でも論理的思考力を養うことが必要なのです。

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3.国語の勉強法の基礎は?

制限時間のある試験を受ける際には、単に国語力をつけるだけとは異なるスキルも必要です。そこで、中学生が試験を受けることも想定した国語の勉強を行うにあたり、基本的な方法論について紹介します。

3-1.スピードを意識する

実際の試験では、ただ単に文章を読めばいいというわけではありません。自分のペースで好きなように読めるわけでもなく、制限時間が設けられています。つまり、限られた時間内に文章を読み、正しく筆者の意図を理解して、解答しなければなければならないのです。わからないところや少し引っかかるような部分が出てきたとしても、そこで考え込んでしまうと時間が足りなくなってしまいかねません。しかし、スピード感を意識して問題を解く能力は、やろうと思ってもすぐ身につくものではないため、普段から練習を積んで慣れることが大切です。

試験で問題に取り組むときには、ここまで紹介してきたボキャブラリーや文章の知識など国語に必要な基礎的な力を土台として、限られた時間内に文章を正しく理解できるようにする必要があります。試験対策として勉強するときは時間を測って文章を読み、自分がどのくらい内容を理解できたか把握するために、普段から本番を想定して問題を解く練習をするといいでしょう。

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3-2.復習では本文を読み込む

問題を解いたあと、そのままにしないことも大切なポイントです。問題を解く練習をするときは制限時間を設けてスピード感を養うことが必要ですが、復習するときは一旦、時間を気にしなくてもかまいません。しっかり読み込んで正しく文章を理解することが重要です。文章を正しく理解できれば、制限時間内に自分が理解できなかった箇所が把握できます。そして、なぜ理解できなかったのかを振り返るなかで、自分の弱点も見えてきます。この過程を繰り返して行い、弱点を見つけて克服していけば、国語力もアップさせることにつながります。

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4.分野別!国語の勉強法

単純に国語といっても、漢字や文法から古文・漢文まで試験で出題されるのは幅広い分野です。そこで、この段落では勉強のコツについて分野別に詳しく紹介していきます。

4-1.漢字

国語で文章を読み書きする場合、漢字は言葉の知識として最低限必要です。実際に知識として持っておくために、最初は単純な暗記で覚える必要があります。ただ、やみくもに暗記しなければならないというわけでもなく、覚えやすくするためのコツはあります。漢字の勉強法としては、単純に読んだり書いたりすることを繰り返すだけよりも、テストしてみる方が覚えやすくなります。正しく読み書きできるかどうかを自分で試し、解答してチェックすること繰り返すのです。

また、漢字は部首が共通しているものが多数あります。同じ部首を持つ漢字は発音が同じだったり、意味に関連性があったりなど、実は共通点が多いのです。そうした漢字の成り立ちも考慮したうえでその法則を利用し、同じ部首を持つ漢字をまとめて覚えることも手段のひとつです。なにより、バラバラに勉強するよりも効率よく覚えられます。覚えるべき漢字の数自体は膨大な量です。ただし、コツコツ勉強することができる分野であるため、スキマ時間を利用して少しずつ勉強を進めていきましょう。

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4-2.文法問題

日本語が母国語である人にとっては、日常生活でしゃべったり文章を読んだり、書いたりするときに文法など意識していないことが多いのではないでしょうか。しかし、普段は必ずしも正しい文法で言葉が使われているわけではありません。主語・述語など、文章の中で1つ1つの言葉がどのような役割で使われているのかを表したものが文法です。

国語の問題に取り組み、正しく文章を理解するためには、この文法にまつわる正しい知識を頭に入れておくことが必要になります。そのうえで、実践問題ではどのような言葉がどのような文法を用いて、具体的な文章として書かれているのかを理解できるようにしましょう。正しい文法を理解できていれば、長い文章や複雑な文章を読むときだけではなく、自分で文章を書くときにも役立ちます。

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4-3.長文読解

先述したように、長文には評論のような説明的文章や、小説・随筆などの文学的な作品もあり、読解のコツは文章の種類で異なります。評論の場合、筆者が主張したいポイントを正しく読み取ることが大切です。そのためには、自分が今読んでいる箇所が文章全体のテーマの中で、どの部分に当たるのかということを意識する必要があります。たとえば、具体例を挙げている部分なのか、逆説部分なのかなどです。具体例を挙げるときや逆説を書くときに使われる接続詞なども参考にしながら、前後のつながりを意識して読むようにしょう。また、段落と段落のつながりも把握しながら読む必要があります。

一方、小説の場合は、「いつ」、「誰が」、「どこで」、「なにをした」など、小説の世界の状況を把握しながら読むことが重要です。登場人物の心情に関する問題が出題されることが多いため、小説の中に登場する人物の心情がどのように変化していくかを追いながら読むことも大切になります。ただし、あくまで書かれている文章から逸脱しないことがポイントです。自分の感覚だけで読んでいると思い込みに陥る場合もあるので、客観的に状況を捉えながら読めるようにしておく必要があります。

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4-4.作文

作文では文章を書かなければなりませんが、書く能力だけではなく、実は読解力も必要です。なぜなら、たとえ文章自体が上手に書けたとしても、テーマをはき違えていればいい点数は取れません。求められているテーマを正しく理解し、それに沿った作文をすることが大切なポイントです。試験で書くことが求められる文章は小論文の形式であることが多いです。小論文ならば書き方の型があるため、覚えておくとスムーズに作文することができます。

また、高校入試で課される作文は減点方式が普通です。そのため、いかにミスをしないかが大切になります。漢字の間違いや「です・ます調」と「だ・である調」が混在した文章、話し言葉を使った文章などは減点対象になるため注意が必要です。書き出しは1マス空ける、はみ出さずにマス内にきちんと文字を納めて書くなど、基本的な記述方法の間違いで減点されないようにすることも大切です。

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4-5.古文・漢文

現代文でも漢字や慣用句などの言葉を覚え、文法も把握しておかなければならないのと同じように、古文や漢文でも単語や文法を暗記しなければないのは最低限必要な基本です。一方で、現代文に比べて古文では主語が省略されてわかりにくいところがあるものの、文章のパターンが限られています。そのため、古文の文章を多く読んでパターンに慣れておくと、内容も理解しやすくなるでしょう。漢文を読むポイントは文法を理解することです。文法さえわかっていれば、古文と比べてもそれほど難しくありません。漢文の勉強をする際は文法をマスターしたうえで、実際に漢文を読む練習を積むことで実力をつけることが可能です。

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5.定期テスト対策法

学校の定期テストは、基本的に学校で学ぶ教科書や実際に先生が授業で話した内容から出題されます。多少の応用問題は出ることがあるかもしれませんが、定期テストの対策としては学校で勉強した範囲を重点的に行えばいいでしょう。具体的には授業で習った漢字や言葉などの見直し、知らなかったものや間違えたものがあれば知識を確実にできるよう復習するなどです。また、繰り返し教科書を音読したり、授業中に先生が板書でまとめた内容を見直したりすることも対策になります。最近の学校で実施される定期テストでは記述式の問題も増えているため、作文など文章を書く実力をつける対策もしておきましょう。

学習塾では実際に通っている学校で行われた定期テストの過去問や予想問題を使うこともあるため、より実践に近い形での対策を行うことも可能です。

6.受験の対策法

高校受験では、学校の定期テストのように範囲が決まっているわけではありません。また、志望校によって試験の出題傾向も異なるため、自分が受験したい高校の試験の傾向を踏まえて対策することが重要です。模試が行われているならば、実際のテスト形式に近い実践を積むことが可能です。本番さながらの試験を受けてみることで、テストの進め方や解答する際の時間配分を把握できるなど、志望校を受験するのに必要な準備をすることができます。また、模試以外に過去問の演習を行うことも、上記2つを実践するうえで効果的です。学習塾では、過去問や予想問題を使って、傾向に合わせた対策や時間配分の練習もでき、スクールIEのような個別指導であれば、大問ごとの理解度に合わせた対策も可能なため、効率的に志望校の受験対策を行うことが出来ます。

7.国語力はセンスではない

国語は単に得意・不得意や、文章の好き嫌い、センスなどで成績が決まるといわれることもあります。しかし、国語という科目や試験の特徴などを正しく理解し、それにあった対策をきちんと施しながら勉強すれば、誰でも成績をアップさせることができる科目です。国語の成績をアップさせるために、今回紹介した方法を実践してみてください。

また個別指導塾では、通っている学校に合わせた定期テスト対策や、志望校ごとの受験対策も可能なので国語力アップのために検討してみてもいいかもしれません。

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執筆者:スクールIE コラム編集部

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