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高校受験はいつから勉強を始めればいい?受験の流れも解説

更新日:2020/02/13 公開日:2020/02/13

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中学生の子どもを抱える親としては、いつから高校受験の勉強を始めたら良いのかつい心配になってしまうものです。特に3年生になるまで何もしてこなかったという家庭では、今からでも間に合うのかと不安になってしまう保護者も多いのではないでしょうか。ただ、中学3年から勉強を始めても、決して遅いということはありません。ここでは、高校受験のスケジュールを踏まえつつ、いつから勉強を始めるべきなのか解説します。

1.高校受験の勉強はいつから始める?

中学1年から高校受験の準備を始めている人もいますが、一般的にはいつから受験勉強に取り掛かることが多いのでしょうか。まずは高校受験を始めるタイミングの目安を知り、具体的にいつから始めるべきか詳しく考えてみましょう。

1-1.最も多いのは中3の春~夏

高校受験の勉強を始める一般的なタイミングは、中学3年の春~夏頃が多いとされています。この時期は所属している部活が引退を迎えるタイミングであるため、部活が終わった流れで受験勉強を始める人が多いようです。ただし、あくまで始める人が多いというだけで、この時期が受験勉強をスタートさせるのに最適なタイミングというわけではありません。

実際、学校での子どもの成績や、入りたい高校の難易度によって、受験勉強にかけるべき時間というものは大きく変わってきます。現状の成績に比べて、難易度の高い高校に入りたいなら、早めに準備を始めておいたほうが良いというケースも多くあります。一方、人によっては、部活が終わった後の自由な時間を満喫したいということもあるでしょう。

また、部活に対する思い入れや、大会の日程などによっても勉強を始めるタイミングは変わってきます。そのため、中3の春~夏という時期はあくまで参考程度にとどめ、子どもの成績や部活の状況などをしっかり把握したうえで、最適なタイミングを考えていくというのが大切になります。

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1-2.早めに始めるにこしたことはない

早くから塾などに通っている子どもでも、本格的な高校受験の勉強を始めるのは部活を引退した後というのが一般的です。ただ、特に難関校を目指す場合は、早くから受験勉強に着手しておいたほうが有利になることは確かです。中学1年や2年で習うことも高校受験の試験範囲に該当するため、そのときから予習・復習を中心にしっかり勉強を積んでおけば、本格的な受験勉強を始めるにあたっても楽に勉強を進められるようになります。

ただし、早くから子どもを学習塾などに通わせるにしても、子ども本人の意志や部活の状況などをしっかり考えてあげることも大切です。本格的な塾に通わせる一方、部活やほかの習い事などもこなしていくとなれば、子どもにとっては大きな負担になってしまうでしょうし、どれも中途半端な結果になってしまう可能性もあります。部活の忙しさや、ほかの習い事との兼ね合いなども考えて、いつから本格的な受験勉強を始めるべきか決めるようにしましょう。

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2.高校受験本番の時期

高校受験の日程は、受験する学校によって異なります。本番の試験日程は主に私立と公立で分かれているので、受験勉強を始めるにあたって高校受験本番の時期についても確認しておきましょう。以下、私立と公立の本番時期について解説します。

2-1.私立

高校受験では、基本的に私立の高校のほうが試験日程が早めです。公立高校とは違って、私立高校は各自治体が運営しているわけではありません。ただ、試験日程は各自治体によっておおむね決まっており、受験する際は本番の日程から逆算して対策を取っていくのが基本です。私立高校の試験には推薦入試と一般入試の2種類があり、推薦入試は「1月上旬~2月上旬」、一般入試は「1月下旬~2月中旬」に行われることが多いので覚えておきましょう。

公立高校を目指している場合でも、滑り止めや本命に受かるための予行演習として私立高校を受験する生徒も少なくありません。そのため、私立高校を受験する予定が今のところない場合でも、日程の確認に関してはなるべくしておいたほうが良いでしょう。

2-2.公立

公立高校の入試は私立高校よりも後に行われます。私立高校の入試に推薦入試と一般入試があったように、公立高校にも自治体によっては試験が2回行われる場合があります。「2月上旬~中旬」にかけて実施される1回目と、「2月中旬~3月上旬」に行われる2回目の入試がありますが、2回目の試験のほうが「一般入試」と呼ばれてメインになることが多いです。ただし、各自治体によって試験日程は変わりますし、日程だけではなく受験の仕組み自体も異なるため、自分が住んでいる地域の日程や高校受験の仕組みについて確認しておきましょう。

3.高校受験全体のスケジュール

志望校に合格するためには、高校受験全体のスケジュールを把握しておくことも大切です。本番の日程を把握しておけば、逆算して勉強のスケジュールを立てやすくなりますし、また志望校への願書提出は受付期限が決まっているため、確認しておかないと志望校を受験すること自体ができなくなってしまうこともあります。高校受験のスケジュールは学校や自治体によって多少の違いはありますが、全体の流れはどの学校やどの自治体でもおおむね同じです。

まず、12月頃に志望校を決定します。もちろん、受験勉強には志望校対策も必要になるため、あらかじめどの高校に行きたいのか決めておく必要はありますが、本番に向けて本格的に志望校を決定するのは12月頃が目安となります。ただ、実際の試験では、滑り止めも含めて複数の高校を受験するのが基本です。受験する高校が決まったら、1校ごとに手続きを行っていきます。私立高校を受験する場合は、1月前半には願書を提出しなければいけないので、しっかり準備しておきましょう。私立高校は1月後半に受験本番を迎え、2月前半には合格発表が行われます。

一方、公立高校は願書提出が私立の合格発表の時期と同じ2月前半です。その時点で私立高校に入学しない場合は、期日までに公立高校に願書を提出して手続きを済ませましょう。公立高校の場合、出願後1度だけ志望校を変えることができるので、直近の成績や勉強の進捗状況と合わせて的確な判断をする必要があります。公立高校の受験本番は2月後半、合格発表と入学手続きは3月前半というのが一般的なスケジュールです。

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4.受験勉強を始める時期別の勉強の進め方

早いうちから受験勉強を始めるにしても、まだ知識が定着していない中学1年と、すでに一定の蓄積がある中学3年では勉強の進め方も変わってきます。それでは、受験勉強を始める時期によって勉強の進め方はどう変わってくるのでしょうか。詳しく見ていくことにしましょう。

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4-1.中学1年

高校受験の勉強を中学1年から始めておくのは、その後の勉強の進め方を有利に進められるという意味でメリットが豊富です。特に英語と数学は基礎が大切な科目であるため、この時期から基礎を固めておけば、学年が上がっても順調に勉強が進められるようになります。ですから、中学1年から勉強を始める場合、まず基礎を中心に固めていくことを意識するのが大切です。もちろん、ほかの教科でも基礎は勉強の土台となります。

逆に基礎がおろそかになると、授業が進むにつれて理解が追い付かなくなってしまうこともあるので、中学1年の段階では基礎固めを中心に学習していくのが良いでしょう。また、高校入試では内申点も合否を分ける重要な指針のひとつです。学習塾の課題だけではなく、学校の定期テスト対策も忘れないようにしましょう。

4-2.中学2年

2年生になると、中学生は部活や学校行事で忙しくなります。また、中学1年と比べると、学習の内容も一歩進んだものが多くなるため、勉強についていけなくなってしまう生徒が増えてしまう時期です。そのため、中学2年から勉強を始める場合、まずは中2の授業で習う範囲をしっかり復習することが基本的な勉強の進め方となります。実際、部活や学校行事が忙しい場合、勉強時間を確保するのも簡単ではありませんし、あれもこれも勉強しようとすると全部が中途半端になってしまいがちです。中学2年は受験のための足固めをする時期だと考え、今やっている範囲をしっかり定着させることを考えたほうが良いでしょう。

もし、中学1年の範囲で不安なところがあるなら、その部分のおさらいもやっておいて損はありません。過去に習ったことを復習してみると、自分が苦手な分野もはっきりしてきます。苦手分野を早いうちから克服しておけば後々の受験勉強にも役立つので、今やっている範囲の定着と、過去に学習した範囲の復習を中心に勉強しておきましょう。部活や学校行事で忙しい場合は、イベントが一段落する12月ぐらいからでも遅くはありません。定期テストの復習から着手すれば、自分の苦手な分野や学習がおろそかになっている部分もはっきりするので、実践してみましょう。

4-3.中学3年

中学3年になれば、本格的な受験勉強を始める人も増えてきます。中3になってから受験勉強を始めるなら、部活が終わってからと考えず、早めに勉強を始めておくことに越したことはありません。もちろん、中3の春頃は部活が佳境に差し掛かる時期であるため、勉強時間を確保することが難しい時期でもあります。ですから、中3の春先から夏休みまでは、受験範囲の基礎分野をメインに学習していくのが良いでしょう。

部活が引退を迎える夏休みになれば、勉強する時間も確保しやすくなるので、本格的な受験勉強を始めるには打ってつけのタイミングです。今まで習った範囲の総復習をし、基礎を完璧に固めることを意識して勉強に取り組みましょう。また、この時期に苦手分野を克服しておくことも大切です。

夏休み後から本番直前までは、応用問題や志望校の過去問の演習を行っていくのが基本となります。本番がいよいよ近づいてくるので、この時期は固めた基礎知識をいかに発揮させられるかがポイントになります。問題集や過去問を解く際は、本番を想定して問題を解く手順なども確認しておきましょう。もちろん、応用問題や過去問に解答するためには、基礎が固まっていることが前提になります。過去問などを重点的にやりながらも、わからない部分や苦手なところがあれば基礎学習の復習も合わせてやっておくと抜かりありません。

5.塾にはいくべき?

高校受験にあたっては、学習塾に通うというのが最もポピュラーな受験対策です。ただ、塾に通うことにもメリットとデメリットがあります。ここでは、塾に通うことにはどのようなメリット・デメリットがあるのかについて見ていきます。

5-1.塾のメリット

塾に通うメリットは、まず専門的な指導が受けられるという点にあります。高校受験に特化した学習塾では、受験に向けての本格的な指導を受けられるため、早めに塾に通わせておけば高校受験の選択肢を増やすことができます。もちろん、受験に関する幅広いサポートが受けられる点も大きなメリットです。学習塾の規模にもよりますが、塾には豊富なデータや資料が蓄積されています。学校に通っているだけでは得られない有益な情報も収集できるので、塾に通えば受験勉強を有利に進められるというメリットがあります。

また、学習塾には同じ目標を持った仲間も多く通っています。勉強にあまり意欲がなかった子どもでも、同じ目標を持つ仲間と一緒に勉強することで学習意欲が高まるということも少なくありません。塾には成績の良い生徒もたくさんいるので、通い始めることで今の自分のレベルを知ることができるのも学習塾の良いところです。毎週決まった時間に学習することになるため、勉強のカリキュラムを組みやすく、受験本番に向けて逆算して勉強できるようになります。

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5-2.塾のデメリット

塾に通わせることになれば、相応の費用がかかることになります。特に個別指導塾は、集団指導塾に比べて費用が高い傾向にあるため、塾によっては高額な負担が発生することも少なくありません。塾に通う場合には、こうした費用面のデメリットがあることはまず認識しておきましょう。また、特に集団指導塾では学校のカリキュラムよりかなり進んでいる範囲を教えているところもあります。

そのような集団指導塾では、ある程度の基礎がなければ授業についていけないこともあります。授業についていけないと、かえって子どもの学習意欲を削いでしまうこともあるので、塾選びには特に慎重にならなければなりません。その分、最適な塾を見つけるまでにはどうしても時間がかかってしまうため、その点も塾のデメリットだといえるでしょう。

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6.塾の相場料金

学習塾は基本的に集団指導塾と個別指導塾に分けられ、料金相場もそうした指導形式や生徒の学年によっても少し変わってきます。集団指導塾の場合、中学1・2年生なら30~50万円程度が相場となりますが、中学3年生となってくると料金相場は50~80万円とやや高めです。一方、個別指導塾では、中学1・2年生でも40~70万円程度が料金の相場となっています。中学3年生では、料金相場が60~90万円ともされており、集団指導塾と比べると少し高めであることがわかります。

もちろん、ここで示した数字はあくまで相場に過ぎません。塾によってはもっと安い価格で生徒を受け入れているところもあります。ただ、価格が安ければ良いというわけではなく、通う塾は価格も含めて総合的に判断することが大切です。受験を突破することが目的で塾に通う場合と、学校の授業のフォローや定期テスト対策で通う場合では、塾の選び方も変わってきます。授業カリキュラムやサポート体制など、目的を達成できるかどうかを総合的に見て判断するようにしましょう。

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7.高校受験に備えて親にできることは?

いくら親がその気でも、実際に受験勉強をするのは子ども本人です。ですから、親として何かできることがないかと考えるなら、まずは子どもが勉強しやすい環境を作ってあげることから始めてみましょう。それまで勉強を全くしてこなかった子どもに、いきなり受験勉強として本格的な勉強を始めさせるのは実際難しいことです。そのため、勉強する習慣をつけさせておくことは、高校受験を突破するうえでとても大切なことだといえます。

もちろん、勉強の習慣は早くから付けておいたほうが良いですが、中学生になってからでも決して遅くはありません。「勉強しなさい」と口でいうだけではなく、勉強以外のことで気が散らないようにしたり、勉強で疲れたときにサポートしてあげたりなど、勉強のための環境を整えることからまずは始めてみましょう。また、子どもが進路のことで悩んでいるなら、相談に乗ってあげることも親としてできることのひとつです。子どもがどのような姿を目指しているのかよく聞いて、進むべき方向を示してあげましょう。

ただし、子どもの進路に介入しすぎることは良くありません。最終的に高校に通うのは子ども自身です。親が行って欲しい高校を無理に薦めるのではなく、親として子どもが本当に行きたいと思えるような高校を見つけるサポートをしてあげましょう。

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8.高校受験対策は早めに行おう

高校受験の勉強は中学3年から始めることが多いですが、3年生から始めて実際にうまくいくという保証はありません。中3になってからで良いと考えていると、遅きに失してしまうこともありますから、やはり受験対策はなるべく早めに始めておくことが何よりです。実際本来行けるはずの高校へ成績が届かない、内申点が足りず受験が出来ない、というケースもよく耳にします。高校への入学は子どもの人生にとっても大きなイベントです。そのイベントを成功させるためにも、早めに対策を立てて、できることからやっていきましょう。

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執筆者:スクールIE コラム編集部

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