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高校受験の英単語の勉強法!英単語の効率的な覚え方

更新日:2023/08/16 公開日:2020/04/20

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英語は高校受験において重要な科目です。英語で高得点を取るためには、語彙力を向上させておくことが欠かせません。しかし、高校受験に備えるにあたって、英単語をどの程度覚えればいいのか分からずに困っている人もいるのではないでしょうか。そこで、この記事では、高校受験で必要となる英単語の範囲や効率的な暗記方法を紹介し、対策できるように説明します。

1.高校受験の英語ってどんなもの?

都道府県や受ける高校により多少の違いはあるものの、基本的に高校入試の英語はリスニング、英作文、英文法、語彙、長文読解という構成で出されます(東京都では2022年度よりスピーキングテストが導入されました)。それぞれの対策が必要となりますが、最初は単語と文法をしっかり習得しましょう。なぜなら、単語や文法の知識が不足していると、長文をすらすら読むこともリスニングで聞き取ることもできないからです。長文を読んで1つのパラグラフに4つも5つも知らない単語が出てくる、構文が理解できない文章がいくつもあるという状態であれば、語彙も文法知識も不足しています。まずは単語を覚え、文法の基礎を押さえる学習をしましょう。

2.英語の勉強でつまずきやすいポイント

勉強している割に英語の成績が伸びない場合、文法をしっかり理解できていなかったり覚えている単語の量が不十分だったりすることが多いです。英語と日本語は、言語としての性質が大きく異なります。たとえば、日本語は比較的語順が緩やかな言語です。「昨日、ペンを1本買った」としても「買ったよ、昨日、ペンを1本」としても、強調する言葉は変わるものの意味が大きく変わることはありません。しかし、英語は語順を重視する言語です。命令文など一部をのぞき、<主語+述語動詞>が必ず来て、あとに補語や目的語などが続くのが基本の構成です。英語にはこれ以外にもさまざまな単語の並べ方に関するルール(=文法)があります。

つまり、英語の文章を正しく書くためには、文法どおりに単語を並べる必要があるのです。文法がほとんどわからない、よく理解できていないとなると、単語をどう並べればいいのか分からず英文をつくることはできません。また、文法は知っていても単語を覚えていなければ、並べることができず英文をつくれないのです。

3.【ジャンル別】高校受験英語の対策法

英語を勉強する場合、英文法や英作文などジャンル別に対策することが欠かせません。ここでは、高校受験英語の勉強方法について、ジャンルごとに紹介していきます。

3-1.英文法

英文法は英語を構成するルールです。英語における大切な基礎、土台となるものなので、しっかり習得する必要があります。英文法では、まず「主語のあとに必ず動詞が来る」という基本を押さえましょう。動詞にはisやare、amなどのbe動詞とkickやstudyなどの一般動詞の2種類があります。be動詞はおおざっぱに説明すると日本語の「~です」に相当するもの、一般動詞は「蹴る」「勉強する」など動きを表すものです。この2種類の動詞のどちらを使うかによって、疑問文や否定文をつくるときのルールも変わります。これは中1で学ぶ基本中の基本のルールですが、意外と覚えてない人がたくさんいますので、しっかり理解しておくようにしましょう。

文法の勉強をするときは、専用の参考書と問題集を用意すると効率よく学べます。参考書を読んで内容を把握したら、問題集でその分野を解いてみましょう。間違えた問題があればそのままにしてはいけません。問題集の解説や参考書の該当する箇所をじっくり読んで理解に努めます。そのあと、時間をおいて再度挑戦しましょう。すべて正解するまで繰り返します。文法の根拠を理解し、どうしてそのような解答になるかを人に説明できるレベルになれば、しっかり理解している証となるでしょう。

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3-2.長文読解

高校入試の英語では、長文読解が大きな割合を占めます。高得点をとるためには、長文読解問題をスムーズに解けるレベルになっておくことが必要です。ただし、先にも述べたように、長文を読み解くためには文法の理解や十分な英単語の習得が欠かせません。たとえば、長文のキーとなる単語1つがわからないことで意味がとれずにつまずいてしまうこともあるでしょう。そのため、まずは文法を学び単語量を増やしてから長文読解の練習をすることが大切です。文法や単語の知識が不十分なまま長文読解の対策をしても、効率よく学ぶことはできません。

なお、長文読解問題をスムーズに解答するためには、ある程度の慣れが必要となります。長文に慣れていなければ、読むだけで時間がかかってしまい、解く時間が足りなくなることになりかねません。そのため、なるべくたくさんの長文を読む練習をしましょう。このとき、限られた時間のなかで早く正確に読むように意識することが大切です。

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3-3.英作文

英作文が苦手で、何を書いていいか分からないと悩む生徒は少なくありません。しかし、英語の文章は、基本の文法と単語を知っていれば組み立てられます。あまり難しい構文や単語を無理して使ってアピールする必要はありません。英作文はミスした箇所を減点する方式で採点されます。そのため、点数を稼ぐためにはミスをしないことが重要です。「確実に書けることを書く」ようにしましょう。なお、英語の文章は段落の組み立て方にパターンがあり、それを知っておくことも大切です。

よく知られているのが「主張の提示→主張の理由や根拠を説明、例の提示→主張の再提示」というパターンです。これに沿うと、次のような流れの文章がつくれます。
・主張の提示: I want to be a soccer player.
・理由の説明: This is because I like playing soccer.
・主張の再提示:That's why I want to be a soccer player.
このパターンを覚えておくと、英文をつくりやすくなるでしょう。

英作文を書いたあとは、なるべく誰かに添削してもらうことが望ましいです。もっともいいのは学校の英語の先生にみてもらうことでしょう。これは、自分でつくった文章は問題集などに載っている模範解答と一致しないことも多く、正誤の判断が難しいためです。間違った英作文を続けていても、上達は望めません。

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3-4.リスニング

リスニング対策も、長文読解と同じように先に単語と文法を習得しておくことが必要です。単語や文法の知識が不十分であれば、英語を聞き取ることも理解することもできません。英語を聞き取るためには、英語の発音にも慣れておくことが必要です。そこで、単語を覚えるときは発音も併せて覚えるようにしましょう。なお、英語は単語と単語がくっつくことで音の脱落が起きたり連結したり同化して別の音のようになったりすることがよく起きます。そのため、個々の単語の発音を覚えているだけでは、文章を正確に聞き取ることは困難です。聞き取れるようになるには、慣れることが何より重要なので、問題集についている音声CDなどを使って繰り返し聞くようにしましょう。

ただ聞き流すだけでは練習になりません。意味を理解しながら聞くことが大切です。慣れてきたら、音声を流しながら少し遅れて同じ文章を追いかけて発音する練習もしてみましょう。

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3-5.スピーキング

2022年度から都立高校入試でスピーキングテスト(ESAT-J)が導入されました。試験は11月頃に都内公立中学校に在籍する中学3年生を対象に実施。タブレット端末を用いて解答音声を録音する形式で試験が行われます。出題内容は英文の音読・英語での一問一答・イラスト内容の英文説明・簡単なスピーチの4種類で、それぞれのテストにより発音や英語で自分の考えを伝える能力などが評価されます。(※2022年度実施要項より一部抜粋)

スピーキングテストでは制限時間内に的確な回答を瞬発的に英語で表現しなければならないため、文法の知識と語彙力を駆使して、適切な英文を組み立てて正しい発音で発話するスキルが求められます。このようなスキルを身につけるためには早い時期から英語を口頭でアウトプットする環境を作ることで自然と習得することが可能です。しかし短期間でスピーキング力を身につけなければならない場合は、英単語を覚える際に声に出すことで日常的に発話する機会を増やしたり、英検??を活用してスピーキングテストに慣れておくことが効果的な対策となります。またスピーキングテスト対策のオリジナル教材を開発している塾や、独自の対策講座を開講している塾もあるので上手く活用することもおすすめです。

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4.高校受験で英単語はどれくらい覚えればよい?

これまでに述べたように、英語を理解するためには単語をしっかり覚えることが欠かせません。それでは、高校受験で高得点をとるためにはどのくらいの量を覚える必要があるでしょうか。

4-1.中学校で習う単語は約1600~1800ワード

文部科学省の学習指導要領では、中学生が学ぶ英語の単語を「1200語程度」と定められていましたが、2021年度学習指導要領改訂で「1600~1800語程度」と大幅に増加しました。中学校は3年間なので、1年で600ワードです。これは、1日あたり4~5ワード覚えればすむことになります。1日に覚える単語数はそれほど多くはありません。しかし、学年が上がるにつれて難易度も上がってくるため、毎日コツコツと計画的に取り組むことが大切です。

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4-2.高校受験対策には約2500ワードは必要

上で述べたように、中学校で使っている教科書で学べる英単語をすべて漏れなく覚えても、1600~1800ワード程度です。しかし、この程度の単語量・レベルでは、ほとんどの高校の入試でいい点をとることはできないでしょう。少し偏差値の高い高校を受ける場合、英語の教科書を超えるレベルの単語を覚えておかなければ、長文問題がほとんど読めないということになりかねません。高校入試の英語で高得点をとりたいと考えているのであれば、教科書で学ぶ基本の1600ワードにあと900ワードを加え、2000~2500ワードは覚えておく必要があります。

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5.英単語を効率よく覚えるための方法

英単語を覚えても、すぐに忘れてしまったりスペルをミスしたりしていませんか。いくつかのポイントを押さえれば、効率よく覚えることが可能です。ここでは、その方法を紹介します。

5-1.記憶のメカニズムを知る

記憶には、短期記憶と長期記憶の2種類があります。短期記憶は、一時的に記憶し短期間で忘れるような記憶です。たとえば、これまでかけたことのない電話番号に、メモを見ながらかけたとします。プッシュしているときは番号が頭に入っていても、電話が終わって受話器を置くころには正確に覚えていないことがほとんどでしょう。このように、短期記憶は終わったら捨てられるメモのようなものといえます。一方、長期記憶は長期間にわたって残る記憶のことです。単語を暗記することもこちらに分類されます。単語を覚えてもすぐに忘れてしまうのは、長期記憶として定着していないからです。

人間の記憶のしくみとして、忘れてしまうこと自体は仕方ありません。有名な記憶に関する学説に「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。この学説では、人間は記憶したことを1時間後には56%、1日後には67%忘れてしまうとされています。ただし、これは無意味な音節を覚えた場合の結果です。英単語を覚えた場合、忘れる割合は恐らく異なるでしょう。とはいえ、単語を覚えても数日経てばかなり忘れてしまうことは確かです。しかし、忘却は時間をおいて覚えなおすことで防げます。復習を繰り返すほど忘れる量が減っていき、長期記憶として定着させることができるのです。

人間の脳は、何度も繰り返し見たものを重要と認識する傾向があります。そのため、毎日勉強し、暗記することが大切です。

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5-2.単語カードを活用する

覚える必要のある単語はたくさんあるため、電車での移動時間や少しの空き時間などを活用して暗記するよう努めましょう。そのために便利なのが単語カードです。単語カードは表に英単語、裏に日本語を書いて使います。日本語を見て瞬時に英単語がでてくるまで繰り返し確認して覚えましょう。もちろん、英単語を見てすぐに日本語が出てくるようにすることも大切です。単語カードはコンパクトなのでカバンに入れても邪魔にならず、どこにでも持ち運べます。少し時間があるというときにサッと取り出して覚えることができるので、毎日継続しやすいでしょう。

覚えた単語のカードは外してしまうこともできます。毎回ミスしてしまうような覚えにくい単語ばかりを集め、集中的に反復学習に使うのもおすすめです。単語カードはさまざまな商品が出ていて、好みのサイズやデザインが選べます。防水タイプにすると、入浴時間を暗記タイムとして使えます。

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5-3.類義語・派生語もセットで覚える

英単語には、たくさんの派生語や類義語があります。単語を覚えるときは、これらもまとめて関連付けて覚えると記憶に残りやすくなるため、おすすめです。たとえば、acceptを覚えるなら、receiveやgetなどの類義語やacceptable、acceptably、 acceptanceなどの派生語もまとめて覚えてしまいましょう。受験に備えて覚えるべき単語はたくさんあるため、紐づけて効率的に覚える工夫をすることが大切です。

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5-4.声に出す

単語を覚えるときは、なるべく五感を働かせるようにすると、記憶に残りやすくなり暗記のスピードを上げることができます。単語をただ目で追って頭のなかで意味を考えるのではなく、声に出してはっきりと発音しながら覚えるようにしましょう。視覚と聴覚を使うため、印象づけやすくなります。このとき、棒読みで声を出すのではなく、なるべく正しい発音になるよう心がけることが大切です。単語帳で覚えているのであれば付属のCDを聞いたり、発音機能つきの電子辞書で調べたりして正確な発音を確かめるようにします。発音できない単語は聞き取ることも困難です。正確に発音しながら単語を覚えることで、リスニング・スピーキング対策にもなります。

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5-5.その単語を使った文を作ってみる

単語だけを覚えても、実際に英文のなかで使えなければ意味がありません。そこで、覚えたい単語を使って文章を作成してみるのもいい方法です。より記憶に残りやすくなり、また文章のなかで使うことを意識して記憶できるようになります。難しい英文にする必要はありません。文章をつくることに意味があるので、最初は例文の単語を入れ替えるだけでもいいでしょう。

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6.英単語は高校受験の基礎!コツコツ暗記しよう

英単語の暗記では、ある程度まで語彙量を増やしたり規則性を覚えたりするのは大変です。単調な作業になりがちなため、反復することが大切とわかっていても難しい人も多いでしょう。ペースメーカーとなって指導してくれたり、正しく覚えられているかチェックしてくれたりする人がいれば、英単語を覚える生徒自身が楽になります。英語は中学ではじめて本格的に習う教科です。文法や多くの英単語がでてくるころには、苦手意識を抱いてしまうこともあるでしょう。文法や英単語がよく理解できないときは、勉強の方法を変えてみたり段階を踏んで学習を進めたりすることですっと覚えられることがあります。

効率的に英語の学習をするのに大切なのは、合った方法で学ぶことです。スクールIEには、1人1人の性格や学力、目標に対応可能な個別指導システムがあり、それぞれに最適な授業を提供することができます。無料体験や教室見学ができるため、高校受験で英語が不安という人は試してみてはいかがでしょうか。

執筆者:スクールIE コラム編集部

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