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中学受験で小学生が合格するために必要な勉強時間は?効率の良い勉強法を解説

更新日:2022/12/21 公開日:2020/08/05

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子どもが中学受験を予定している場合は「志望校に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なのか」について気になっている保護者は多いでしょう。また、勉強時間だけではなく、効率の良い学習法についても気になりますよね。そこで今回は、中学受験の平均的な勉強時間と効率良く勉強するための具体的なコツについて解説していきます。

1.「学年×10分間」とは言われるが中学受験では対応できないかも

小学校では、子どもの勉強時間について「学年×10分間」が最適な勉強時間といわれています。しかし、中学受験を視野に入れているのであれば「学年×10分間」の勉強時間だけでは足りないと考えるのが無難です。ただし、子どもが勉強をするうえで最も大切なのは、あくまでも勉強の内容であって「どれくらいの時間勉強をしたか」ということではありません。それでも勉強時間を重視する傾向があるのは、中学受験をする場合に必要な学習量をこなそうとすると、ある程度まとまった勉強時間を確保する必要があるためです。

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2.中学受験をする小学生の勉強時間は?

中学受験をする小学生は、どれくらいの時間勉強をしているのでしょうか。ここからは、平均的な勉強時間を、平日と休日に分けて紹介します。

2-1.平日は3時間以上が3割

株式会社スーパーウェブが中学受験を視野に入れている家庭約300戸にアンケート調査を行ったところ、塾がない日でも全体の35%は家庭で2~3時間程度の学習時間を確保しているという結果が得られました。加えて、このアンケートによると、平日で塾がある日についても、30%は1~2時間学習していると回答しました。このアンケート結果から、中学受験を予定している小学生の半数は、塾があるかどうかにかかわらず、平日は1時間以上の学習時間を確保しているという事実がわかりました。

一方で中学受験に必要な勉強時間は、6年生では平日でも1日3〜5時間、4年生・5年生は1〜3時間が理想と言われています。しかし、いきなり長時間勉強するのはなかなか難しいため、早い時期から学習サイクルを整えることで無理なく学習習慣を身につけることができます。

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2-2.休日は6時間くらいが理想

一方、休日になると、まとまった勉強時間が確保しやすくなります。そのため、保護者の多くが「休日にはたくさん勉強してほしい」と考えていることでしょう。具体的に、5年生の土日は4~5時間程度、受験学年の6年生になると土日は6時間程度勉強するのが望ましいといわれています。さらに受験が近づいてきたら、徐々に勉強時間を増やしていく必要があります。土日は8~10時間程度確保できるように計画を立てましょう。

特に、午前中は最も頭が冴えており、集中して勉強に取り組みやすい時間帯です。そのため、午前9時から正午までは極力勉強するよう習慣化すると良いでしょう。中学受験を予定しているのであれば、学校で習う勉強を完璧にマスターするだけでは不十分です。志望校に合格するためには、小学校で学習する範囲以外の勉強も必要になるので、休日は6時間くらいの勉強時間を確保しましょう。

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3.睡眠時間を削るのは絶対にNG

学校行事やほかの習い事などで忙しい家庭では、勉強時間を確保するだけで至難の業です。そのため「勉強時間を確保するためには、睡眠時間を削ったら良いのではないか」と考える人もいるでしょう。しかし、睡眠時間を極端に短くしてしまうと、集中力の低下につながるおそれがあります。集中力がなくなると記憶力も低下していくので、勉強したことを覚えるのが難しくなり、勉強の効率そのものが悪くなるというデメリットにもつながります。

また、小学生は心身が著しく成長する時期にあたるため、睡眠時間を削ってしまうと発育阻害を招くケースもあるでしょう。ほかにも、睡眠不足は代謝の悪化や免疫力の低下、疲れやすいなど、心身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。中学受験の学習には非常に多くの時間を費やす必要があるため、子どもの睡眠時間への配慮は見落とされがちです。しかし、心身の健康を維持するためにも睡眠時間はしっかりと確保することが大切です。どんなに焦っていても睡眠時間を削るのではなく、限られた時間のなかで効率良く学習ができるような工夫をしてみましょう。

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4.効率良く勉強をするコツ

効率良く勉強に取り組むためには、コツを押さえておくと役立ちます。ここからは、簡単に実践できる勉強のコツを5つ見ていきましょう。

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4-1.スキマ時間を活用する

1日のあいだには、ほんのわずかでも「スキマ時間」と呼ばれる小さな時間が存在します。このスキマ時間を勉強に充ててみると、効率がアップする可能性があります。たとえば、塾の授業が始まる前や授業後のお迎えを待つ時間など、数分間でもスキマ時間があるのであれば、その時間を有効に活用してみましょう。スキマ時間には英単語や歴史の年表など、暗記系の学習が向いています。いつでもサッと取り出せるように、お気に入りの参考書などを持ち歩く癖をつけておきましょう。

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4-2.時間を決めて意識する

中学受験を控えている場合は「勉強時間は長ければ長いほど良い」という考えに陥りがちです。しかし、勉強の内容をまったく無視してただ長時間勉強をするのは、効率の良い勉強方法とは言えません。効率良く勉強を進めていくためには、あらかじめ時間を決めておき、自分で決めた時間を意識しながら勉強することがポイントです。入試本番になると、いかに時間配分をして問題を解き進めていくかが重要になります。そのため、常日頃から細かいスケジュールを立てるなどして、時間を決めて勉強する習慣を身に付けておくと、入試本番でも時間を上手く使えるようになるでしょう。

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4-3.休憩を上手に取り入れる

受験をする場合、休日には6時間程度の勉強時間を確保する必要があるため、休憩時間を上手に取り入れることも大切です。人間の集中力は、わずか90分しかもたないといわれています。そのため、集中力が切れてしまうとダラダラとしやすくなり、なかには完全にやる気を失ってしまう子どももいるでしょう。これらのことからもわかるように、目標の学習時間をクリアするためだけに、勉強にダラダラと取り組むのは非常に効率が悪いと言えます。ダラダラ過ごしているときというのは、ただ単に机に向かっているだけで、脳は思考停止している可能性が高いため注意が必要です。

家庭で勉強する場合、高学年では90分単位、中学年では60分単位を目安として休憩を挟むのが理想的です。5分程度の短い時間でも休憩時間を取ると、脳が常にフレッシュな状態で勉強できるようになります。すると、学習に対する意欲や集中力もアップするので、効率良く取り組めるようになるでしょう。

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4-4.勉強する時間帯や内容を意識する

勉強する時間帯や内容を変えてみると、効率がアップする場合があります。朝の時間帯は、勉強のゴールデンタイムです。朝は脳の状態も良く、空腹状態が記憶力を高めてくれるというメリットがあります。加えて、朝は学校に行くための準備もしなければならないことから、時間も限られているという特徴があるので、タイムプレッシャーの効果も期待できます。時間に限りがあると集中力がより高まりやすいので、朝の短い時間でも勉強時間を確保すると良いでしょう。

また、就寝前の1~2時間も、勉強に有効な時間帯といわれています。睡眠時、人間の脳は得た知識の整理整頓を行っています。睡眠の質が高ければそのぶんだけ知識も定着しやすいので、夜にしっかりと眠っておくと、勉強で得た知識を脳が使える状態にしてくれるのです。就寝前の学習では、英語や古典の単語、社会などの暗記科目を行って効率アップを実現しましょう。

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4-5.苦手分野から逃げることなく要点を勉強

誰にでも苦手分野と得意分野はあります。しかし、中学受験をして志望校合格を目指すのであれば、苦手分野を避け続けるような勉強はやめましょう。偏差値60を超える小学生は、テストの結果や体感などから、自分自身の得意・不得意をある程度正確に理解できているといわれています。

万が一、自分の苦手分野が理解できていないのであれば、まずは苦手分野を見つけるところから始めてみても良いでしょう。小学生の場合、無意識のうちに嫌いな科目を避けているということもあります。嫌いな科目を後回しにしてしまった場合、入試直前になって挽回することは非常に困難です。そのため、嫌いな科目は後回しにせず、少しずつ計画的に学習していくことが重要です。

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5.学校の宿題が辛いようなら担任の先生に相談を

志望中学に合格した子どもの場合でも、すべての子どもが始めから勉強が得意だったというわけではありません。なかには「最初のうちは学校の宿題をこなすだけで大変だった」という子どももいるのが実情です。学校の宿題も、提出方法や量、内容などによっては子どもにとって負担となっている可能性があります。学校の宿題に取り組むだけなのに「あまりにも時間を取られている」と親が感じており「子どもの負担が大きいのではないか」と心配しているのであれば、思い切って小学校の担任の先生に相談してみるということも検討してみましょう。

ただし、宿題には学校や先生の考え方が影響しているケースも多いので、一度相談したからといってすべての問題が必ずクリアになるとは限らないと理解しておく必要があります。しかし、子どもの現状を保護者と先生の両方が正しく理解しておくというのはとても大切なことです。特に、受験学年となる6年生のなかにはプレッシャーを感じている子どもも多いので、親子だけでなく先生も含めて勉強の進め方を考えていくのは非常に効果的と言えるでしょう。

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6.勉強以外の時間も大事にしてバランス良く

中学受験を目前に控えていると、遊びや趣味の時間をすべて絶って受験勉強のみに集中してしまいがちです。特に、難易度の高い中学校を受験しようとしている小学生の場合には、土日になると朝から夜遅くまで勉強しているということもめずらしくないでしょう。中学受験生にとって、勉強はもちろん重要です。ある程度の勉強時間を確保しなければ、志望校に合格するのが難しいという現実の問題もあります。

しかし、運動会や学芸会などの学校行事をがんばったり、友達と過ごす時間を大切にしたりするなど、小学生のあいだにしか経験できないこともしっかりと楽しむのは、子どもにとってとても大切なことです。小学校での生活が充実しており、毎日の生活を全体的に「楽しい」と感じている子どもの場合、受験勉強にも意欲的に取り組める可能性が高いと言えるでしょう。

また、勉強ばかりしていて「遊び」の時間が極端に少ないという状況が続いてしまうと、なかには「耐えがたい」「毎日楽しくない」などと感じる子どもも出てくるでしょう。中学受験は長期間にわたって準備をする必要があります。そのため、メリハリをつけて勉強と遊びの両方が経験できるようにするのも効果的です。「勉強をがんばったら、その後には好きな遊びができる」と子ども自身が思うことは、勉強に対するモチベーションの維持にも直接つながります。

子どもがなかなか勉強に取りかからないと、親はついつい「勉強しなさい」などと口うるさく言ってしまいがちです。しかし、小学生の場合は特に、勉強以外の趣味や遊び、学校行事の時間も重視して、限られた時間をバランス良く使えるような声かけをしてあげると良いでしょう。

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7.効率良く受験勉強をするなら『スクールIE』

中学受験をする場合でも、小学生のなかには勉強する必要性をそれほど感じていない子どももいるでしょう。受験学年になって焦らないためにも、中学受験を検討しているのであれば、受験勉強には小3~小4の頃から取り組むのが一般的とされています。ただし、志望中学によって難易度は大きく異なるので、場合によってはより効率を重視した学習が必要とされるケースもあるでしょう。

スクールIEは個別指導に特化した学習塾であるため、一人ひとりの状況に合わせたベストな学習の進め方ができる点が魅力のひとつです。たとえば、おとなしい性格の子どもが塾の集団授業を受けたとしましょう。このようなタイプの子どもの場合、わからない箇所があったとしても先生に質問することはできず、わからないところが理解できないまま放置されてしまう可能性があります。しかし、スクールIEなら子どもの学力だけでなく、個性に合った指導を行っているので、おとなしく自己主張をするのが難しい子どもにも柔軟に対応することができます。

また、スクールIEでは受験対策はもちろんのこと「苦手克服」や「成績アップ」のように、目的に応じたコース設定を行っている点も特徴のひとつです。子どもの特性に合ったオーダーメイドの学習プランに沿って勉強を進めていけば、自分の学習スタイルも見つけやすくなります。

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8.効率良く勉強して勉強以外の時間も大事に

勉強時間を確保しようとするあまりダラダラと勉強を続けるのは、あまり効率の良いことではありません。特に、中学受験の勉強を計画的に進めていきたいのであれば、内容や取り組み方などにも配慮し、効率を重視した勉強を意識することが大切です。小学生の場合は、趣味や友達と過ごす時間など、勉強以外の時間も大切にしてあげることでモチベーションアップが期待できるので、勉強と勉強以外の時間のバランスを工夫してみましょう。

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執筆者:スクールIE コラム編集部

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