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高校受験の国語の勉強法のコツ!突破する為の方法

公開日:2020/04/20 更新日:2023/07/05

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国語が苦手だけれど、高校受験までになんとか対策をして受験を突破したいと思っている人もいるのではないでしょうか。受験準備は時間が限られているので、効率的な勉強方法を知ってポイントを押さえておくと、結果に結びつきやすくなります。この記事では、国語の勉強のコツを具体的に紹介し、正しい受験対策が行えるように解説していきます。

1.国語はそもそもなんのために学ぶのか?

日本語を使って不自由なく生活ができるのに、なぜ国語を学ぶ必要があるか疑問に思う人も多いでしょう。受験生は、英語や数学など他の科目に比べて、国語の勉強をおろそかにしがちです。国語の勉強は、日本語で書かれた文章を正確に理解し、正確に表現するために必要です。そして、国語で学んだ読解・表現の知識や技術は、他の科目にも活きてくるでしょう。英語の文章を和訳したり、英訳したりする際には、日本語の能力が必要です。数学の文章問題も、国語の能力がなければ問題をきちんと理解することができないでしょう。このように、国語の勉強は、他の教科の基礎力強化にもつながるのです。

また、国語は受験が終わって学生や社会人になってからも役に立つ教養です。国語で培った表現力やコミュニケーション能力、読解力は、就職や人間関係、趣味、研究など、あらゆる場面で活きるテクニックです。国内だけにとどまらず、正しい日本語と外国語が武器となって通訳など海外で活躍できる機会も出てくるかもしれません。国語を基礎からきちんと学習しておくと、可能性が無限に広がります。

2.国語を得意にするために必要な能力

受験で国語を得意とするには、どのような能力が必要なのでしょうか。ポイントを解説していきます。

2-1.語彙力

語彙力は、言葉の意味をどの程度知っていて、またそれらを使いこなせるかという能力のことをいいます。読書経験や辞書を引いた経験が少ない人は、語彙力が乏しくなります。語彙力は、言葉を使う環境によってもレベルが異なるでしょう。日常生活や遊びに必要な語彙力と、受験勉強で必要な語彙力、専門家が持つ語彙力などは違います。

人は文章を読んでいる間にわからない言葉が出てきても、ある程度予測することができます。しかし、基礎として持っている語彙力が乏しいと、言葉の正確な意味が把握できない場合もあります。結果として文章の理解があいまいになってしまい、国語の問題に答えられないということにもなりかねません。語彙力を増やすためには、読書や音読の機会を増やすことが大切です。書き言葉と話し言葉の語彙は異なるため、いくら真面目なテレビをみても、受験に役立つ語彙を培うことは難しいでしょう。問題集や推奨図書などを読み、わからない言葉は辞書を引く習慣をつけると語彙力は強化されていきます。

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2-2.作品背景知識を理解する力

国語の出題には、あらゆる時代の作品が出題されます。ただし、時代の移り変わりや、作者が生きた時代の背景知識を持ち合わせることで、文章のテーマや主旨を正しく読み解くことが可能になります。設問になりやすいポイントも押さえやすくなるでしょう。例えば、平安時代の作品「枕草子」を読む際の視点は、現代のものと違います。作者がどうしてそのような考えに至ったのかは、時代背景に隠されている場合も多いでしょう。

国語を強化するための背景知識として、文学史を一通り学ぶことも有効な対策です。有名な作品は背景知識も授業で説明されることが多いでしょう。参考書などで時代別に復習しておくのがおすすめです。問題文をより精密に読み解く力がつきます。

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2-3.論理構造を把握する力

読解する際は、ただ単に文章を読むのではなく、全体的な構造をつかむことも大切です。細部まで正確に読むために、押さえておくべきポイントは2つあります。

まずは、主語と述語、接続語、指示語などを把握して論理関係をきちんと把握することが大切です。言い換えや対立関係、因果関係なども文章の構造から読み解くことができます。論理関係に注意すると、難解で複雑な文章が現れても、内容を整理して主旨を理解することができるでしょう。

2つ目のポイントは修辞関係です。修辞は、表現のテクニックなので、頻出する技法を身に付けておけば読解の手助けとなるでしょう。倒置や比喩、体言止めなど、知識として知っておけば問題文を見て動揺することはありません。準備すればするほど点数に繋がりやすい分野といえるでしょう。

これらの要素は読解の手助けになるだけでなく、本文で伝えたいことや重要な主張をとらえて設問に答えやすくなります。

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3.分野別!国語の対策法

国語の受験対策は具体的に何を行ったらよいのでしょうか。対策法について、分野別に紹介していきます。

3-1.漢字の暗記

漢字は、単純に暗記するだけだと、本番で度忘れしてしまい回答できないことがあります。反対に、しっかり脳に定着させると一生使える知識になります。効率よく漢字を覚えるためには、漢字の構造に注目し、部首のグループごとに覚える方法がおすすめです。「へん」や「つくり」などの部首でくくってみると、漢字の関連性が見えてきて覚えやすくなるでしょう。

また、漢字は読み方から覚えて頭の中で読みを繰り返しながら書く練習をする方が記憶に残りやすくなります。漢字の読みは、漢字の法則を理解し、知らない漢字だとしても法則を使い読み方を推測できるようにするとよいでしょう。熟語の読み方には、基本的なルールがあります。2字熟語であれば、音読みと音読み、訓読みと訓読み、音読みと訓読み、そして訓読みと音読みのパターンになるので、学習する際は構造を意識してみましょう。試験本番で知らない熟語に遭遇した場合も、知っている言葉から推測をして読める場合があります。

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3-2.文法問題

日本語の文法は理解しているつもりでも、基礎がきちんと理解できていないと演習をしても何度も同じ誤りを繰り返してしまう場合があります。文法は各品詞を整理しなおしたり、特徴を理解したりして、ある程度の暗記をしてから演習に移るとよいでしょう。文法事項を暗記して実践演習を繰り返すことで、文法問題で正解を導き出す力が身についてきます。

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3-3.読解問題

読解問題は、文章を読みなれていない場合は時間内に黙読するのが厳しいこともあるでしょう。読むのに時間がかかる場合は、受験までに短編集などを使って文章を読む回数を増やして臨むのも対策の1つです。また、読解問題には文学的文章と説明的文章があり、それぞれ別の対策が必要です。

小説や随筆などの文学的な文章は、読んでいる内容を理解して「時間・場所・人物」の情景をイメージし読み解くことが大切です。キーワードや表現から重要な手がかりを得て筆者の伝えたいことや作品のテーマを解いていきます。

説明文や論説などの説明的文章は、論理展開を読み解く力が必要です。文章の前後のつながりを意識し、パラグラフごとに読んでいる部分が何についての説明なのか理解しながら進めることが大切です。その際、意味段落と形式段落の両方を意識するように心がけましょう。

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3-4.古文・漢文

古文に苦手意識のある受験生は多いでしょう。しかし、古文の単語や文法などベースの知識をしっかりと復習し、読解テクニックを身に付ければ得点を伸ばせる分野です。古文は主語が省略されているために大変読みにくいと思われがちです。接続助詞に気を配り、主語を補いながら読むことが重要になります。

漢文は、まずは訓読に慣れることが必要です。漢文のルールはそれほど多くないので、繰り返し口に出して読みながら句法を覚えてしまいましょう。また、押韻・対句・漢詩の形も覚えます。現代語訳に時間をかけ過ぎないこともポイントです。時代背景などを把握しておくと有利な場合もあるでしょう。注釈やリード文がある場合は、読解の手助けになることもあるので、読み飛ばさずに目を通します。

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3-5.作文・小論文

作文や小論文が出題される場合は、書く練習をしておきましょう。最低限の型を身に付けて覚えておくことが必須となります。また、正しい答えを導くためには問題の意図を読み解く力も必要です。実際には、学生が問題の意味をきちんと理解していなかったり、問題の指示に沿っていなかったりする場合が多々あります。問題集や過去問で演習を何度も繰り返し、意図を正確に読み取って必要なことを導き出す練習をしましょう。

作文・小論文は書きなれていないとゼロから文章を書くのは難しいと思われるかもしれません。時間がかかる分野でもあるので、早めに練習を始め、先生や講師などに採点してもらうことをおすすめします。

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4.時期別の受験対策

受験までの時間は限られています。どのようなプログラムで受験勉強を進めたらよいかわからない人のために、時期別にとっておく受験対策を解説します。

4-1.夏休みまで

春から夏休みまでは、まだ受験生としての自覚がないかもしれません。志望校が決まっていなかったり学校行事で忙しい時期ですが、国語の勉強は基礎固めに集中して地道に始めるとよいでしょう。学習してきた文法の整理や語彙・漢字などの基礎的な知識を増やして土台を固めていきます。

具体的には、漢字、熟語、慣用句、ことわざなどを国語知識の参考書を見て覚えましょう。この時期は日本語だからと油断せず、わからない単語が出てきたら辞書を引いて調べ、記憶する習慣をつけるとよいでしょう。古文では、歴史的仮名遣いや古文単語・文法などの基本事項をおさらいします。また、漢文では訓読文から書き下し文にする際の方法や漢語などを一通り復習しておきます。

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4-2.夏休み

夏休み中には、多くの人が志望校を意識し始めます。勉強できる時間も増えるので、戦略的に学習計画を立てて確実に力を付けたい時期です。問題集を解き始め、得点できる分野とそうでない分野の把握をしていきましょう。

読解問題を実際に解いてみて、ルールや方法の学習を本格的に始めます。答え合わせの結果だけで一喜一憂せず、選択問題で正解した場合も、選択肢を選んだプロセスや理由が自分のものと合っているかまできちんと確認する癖をつけましょう。本番に通用するための学習の基本です。入試対策用の問題集が難しいと感じる場合は、学年を遡って少し易しいレベルの問題集から実施してもよいでしょう。入試までは時間があるので、不得意な分野は、基礎から固めて段々とレベルを上げていくのが得策です。

基礎が固まったら、入試に向けて志望校の過去問を時間も意識しながら取り組みましょう。間違えた箇所を確認したうえで、今後の勉強の計画をたてます。また、間違えた部分は自分の苦手な分野です。弱みを補強するような形で以降の勉強のスケジュールをたてましょう。

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4-3.夏休み以降

夏休み以降は、模試などで結果を出せるように模試の日程を確認し逆算をしてスケジュールを立てると効果的です。毎回の模試で実力アップしておきたい分野を設定し、模試の日まで集中してその分野を強化すると勉強にメリハリがつきます。

普段の学習では、内容をより実践的にしていき、問題に取り組むことが重要です。そのため、時間の配分を考えて設定し、本番を意識して解いていきましょう。

読解問題のレベルアップと得点率が低い分野のレベルアップが必要になります。読解問題はステップアップできるように、基礎から応用へと段階的に取り組むのがおすすめです。また、作文にも本格的にトライしていきます。書く練習も時間を意識しながら行うと効果的です。

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4-4.入試直前

入試直前には、志望校の過去問を中心に、より実践的な形式で繰り返し問題を解いていきます。試験前で気持ちは焦ってしまうかもしれませんが、勉強したことを無駄にしないためにも、問題は解きっぱなしにしないで必ず回答の理由付けもします。この時点で間違った問題は、入試前に確認できてよかったとポジティブに考えましょう。また、時間配分で誤っていないか、難しい問題に時間をかけすぎて本来なら解ける問題までおろそかにしていないかなど、試験全体を通して合格点に達することができるのか確認します。

各教科バランスよく勉強することも、この時期には意識したいポイントです。焦ってしまい苦手な教科が後回しになっていないか、過信して得意な教科がおろそかになっていないかなど、バランスを考えながら学習を進めましょう。

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5.参考書の選び方

受験対策に使う参考書はどのように選べばよいでしょうか。参考書の選び方について解説します。

5-1.解説が充実している

国語の得点を上げるためには、問題を解くためになぜその解答が正解なのかという裏付けやプロセスまで理解することが重要です。解答を導く方法をわかっていれば、同じパターンの問題が出題された際にも理解でき、どうすればよいのかがわかります。そのため、問題集は解説のページをよく見て、詳しく説明されているかを重視して選びましょう。

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5-2.汎用性がある

国語は同じ問題が再度出題される可能性は非常に低い教科です。しかし、出題される文章のテーマや設問のパターンには一定の傾向があります。そのため、テーマや素材が高校入試でよく取り扱われるものを研究したうえで選出されている問題集を選ぶとよいでしょう。また、設問の解き方についても充実しているものを選びます。良質な問題集を選んで取り組むことで、得点アップにつなげることができるでしょう。

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6.国語はセンスじゃない!対策次第で大幅点数アップも

国語は他の教科と違って、問題の解き方を学校の授業で詳しく解説してもらえません。問題の解き方を自分なりに学習しておくことで、飛躍的に点数が上がる生徒も多いのが現実です。まずはレベルにあった問題から始めて徐々に応用問題に取り組んでいくのが効果的です。

国語はセンスが必要ということを耳にしたことがあるかもしれませんが、センスだけが点数に結びつくわけではありません。しっかりと受験に向けた対策をすることで、国語の基礎を理解し高得点を取ることも可能です。スクールIEではムリ・ムダ・ムラのない効果的な個別指導のシステムを導入しています。受験対策の1つとして検討してみましょう。

執筆者:スクールIE コラム編集部

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